27 山端とろろ
        

 山端は京都の東北にある地名であって、八瀬、大原、比叡山に行く道にあたる。
つてこの山端には茶屋が何軒もあり、今でも山の芋をすった、とろろ汁を名物と
して
食べさせる店がある。この狂言は山端の茶店で起きたユーモラスな話であるが、
「盗んだ物は身につかぬ」ことを教えたものである。