14 玉藻前
     

  インド、中国を経て日本に渡って来たという九尾の狐が、たぐいまれなる美女に
姿
を変え、鳥羽法皇につかえた。美女は法皇の寵愛を受け、玉藻前と名付けられた。
かし、この頃から法皇は病にかかり、様々に手当をするが一向に良くならない。
そこ
で陰明師の安倍泰成に占わせると狐は正体を現し、那須野(現在の栃木県茶臼岳
東麓)
へ逃げ出すが、三浦、上総の武将によって退治される。
 この話は、後に『殺生石』の
話へと続いて行く。