愛宕詣


 京都の西北にそびえる愛宕山には火の神をまつった愛宕神社がある。参詣人は火災

除けの祈願をしてそのお札を受け、台所などに貼っておく。かつては山の途中に茶店
が何軒もあり、土器(かわらけ)投げをする所もあった。この狂言の中でも土器投げをする場面が
あるが、壬生狂言では土器のかわりに煎餅を投げる。これを食べると厄除けになると
伝える。
 この狂言は、愛宕山の茶店で起こったユーモラスな話である。